風を掬う者(先行版)

人間の愚かさ、そして死をテーマにしたオリジナル小説

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弐章/英雄/挿話参拾肆/起死回生

露衣土の魔法に因って、
燿炎は一瞬にして凍らされてしまった。
露衣土は止めを刺すべく大地の魔法で、
凍り付いた燿炎を粉々にしようとした。
しかし、燿炎に変化は無かった。
周りを見渡すと、いつの間にか燿炎のすぐ左後方に崩墟、
上空に麗羅、燿炎から少し離れた右後方に凍浬、と、
討伐軍四天王の残りの三人が此処までやって来ていた。
そして、凍っていた燿炎もすでに解凍され、
元の姿に戻っていた。
麗羅が風の魔法で崩墟と凍浬を此処まで連れて来て、
崩墟が大地の魔法で露衣土の大地の魔法を相殺し、
凍浬が氷の魔法で凍っていた燿炎を解凍したのだ。
「助かったぜ」
目を覚ました燿炎が言った。
そして、燿炎は再び先程と同じくらいの大きさの火球を、
自らの頭上に作り出し、それを露衣土に放った。
露衣土もまた、先程と同様に、
微動だにせず、火球に包まれる。
その瞬間、燿炎が叫ぶ。
「麗羅!」
「判ってるわよ!」
麗羅が応えた。
そして、麗羅が風の魔法を使って風を操り、
露衣土を包んでいる火球に大量の酸素を送り込む。
火球の炎が勢いを増す。
そんな火球の中で露衣土は燿炎に対して、
優しい眼差しを向けながら声を掛ける。
「本当に強くなったものだ」
露衣土がそう言った途端に火球が一気に消し飛んだ。
そして、今度は火球と共に、
露衣土の肉体も跡形も無く消し飛んだ。
「露衣土ー!!」
燿炎の咆哮が露衣土城の上空に響き渡る。
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  1. 2016/03/08(火) 05:58:32|
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