風を掬う者(先行版)

人間の愚かさ、そして死をテーマにしたオリジナル小説

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弐章/英雄/挿話拾玖/地平を踏む巨人

崩墟。
風の大陸にあった凪の国で生まれたが、当時、
風の大陸では、凪の国も含め全土で、大地の精霊の存在は
信じられておらず、崩墟は十歳になった時に、炎、氷、風、
いずれの魔法も使えなかったので、『悪魔の子』と
決め付けられて、凪の国から追い出されてしまう。
その後、放浪を続け各地を転々としながら、大地の精霊に
導かれるように万象が暮らす小さな村に辿り着く。
崩墟が生まれてから、十八年の月日が経とうとしていた。
崩墟は生まれつき言葉を発する事が出来なかったのだが、
万象と出会う事により、地面を振動させて、
大地の精霊の守護を受けた者同士であれば、
意思疎通を可能にする魔法を習得する事になる。
そして、万象と共に万象の暮らす村に
そのまま住み続ける事になったのである。
この村の住人の七割程は、大地の精霊の守護を受けた
者達であり、崩墟と同様に各地で故郷を追われた
者達でもあったのである。
だから、崩墟も先の住人達に温かく迎え入れられた。
崩墟は約十八年もの月日を経て、やっと孤独から
解放されたのでもあった。
そして、崩墟は生まれて初めて、
幸福らしきものを感ずる事も出来た。
しかし、その幸福らしきものは束の間のものである事を
万象から聞かされる事になる。
崩墟は精霊の星に選ばれた者であり、いずれ、
大地の大陸を復活するべく、この村を旅立たねばならない
運命にある事を万象から聞かされたのである。
崩墟はその話を聞かされて、最初は訳が判らずに
混乱もしたが、万象の話をよく聞いているうちに
本当の幸福というものを探す為にも、
自らの運命とやらに乗っかってみる気にもなっていた。
そして、万象と共に燿炎達との出会いを待つ事となる。
後に崩墟は『地平を踏む巨人』とも称される事になる。
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  1. 2016/03/06(日) 05:02:57|
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